架空鉄道浜急電鉄

車両 N4500形


普通電車は素早く逃げてナンボのもの。
浜急でも後続の優等列車を速く走らせるためには普通電車を速くする必要がありました。
足回りのセッティングだけでもなんとかなるのですが、停車時間を詰める事ができれば相当余裕が生まれます。
そこで4500形に倣って側扉は4ドアになりました。形式も同じ魂を受け継ぐ物としてN(new)4500形となりました。
日中は普通車専用です。ラッシュ時限定で通勤特急の一部にも充当され、多扉車の特性を存分に活かしています。
デメリットは4ドアになったおかげで地下鉄直通ができない点。事実上普通電車専用車が復活した形です。
4両と6両が基本編成ですが、4両の増結用として2両編成も製作されました。

■車体
コストダウンの観点から見ればステンレス車か無塗装アルミ車のどちらかになるのですが、
車体へのストレスを和らげるにはステンレスより柔らかいアルミの方がよいだろうということと、
塗装済み車体でアルミ車のメンテナンスノウハウがあるので
ダブルスキンのアルミ製が選択され、無塗装ボディーにカラーリングはフィルム張りです。
凝っている様に見えてケチの塊です。
前構部もヘッドライト・標識灯は、上部に配置して開口部を極力減らしています。
前面窓も平面ガラスで側面に関しては扉という開口部が1カ所他形式より増えるので、
接着式固定窓+強制換気装置で強度を稼ぎ、ここでもコストを削減。
冷房装置は分散式で廃車からの発生品をオーバーホールして使っています。
4ドア車だし、分散式の方が空調効率の面で有利だからでしょう。
貫通扉は地下区間で他編成と併結する場合は幌で結ぶ必要が有るので、N4500形でも幌受けと共に設けています。

■足回り
速い普通電車はキビキビ走らなくてはならない。
やむを得ず高速域の加減速性能を犠牲にして低速域の方に振っています。加速は浜急最高の3.8Km/sです。
そんなわけで、最高速度はモーターを力一杯まわして110Km/hです。
まず日中の優等列車の運用には使えた物じゃ有りません。
ユニット構成はMC+Mのユニットを背中合わせにして、6両編成は間にM+M'ユニットを挿入している形です。

■車内[画像製作中]
基本的に8000形なんかと変わらず、
座席は片持ち式のロングシートで着席区分が分かれているもので純粋に通勤形電車の車内です。
ドアは単板ガラスにしてケチった分、結露対策で化粧板仕上げとしています。
車内のインフォメーション設備は引き続きLCD(トレインビジョン)を扉上に配置+自動放送完備です。