浜急線の複々線化工事は三軒茶屋〜浜急溝口間と久末〜早淵間がこれまでに完成し、現在は浜急溝口〜久末間の工事を進めています。
以前に比べて朝のラッシュ時での所要時間が短くなり、渋谷方面直通電車も増発し都心への選択肢が増え、以前よりますます便利になりました!!


■複々線化とは?

複々線化とは、上り線と下り線にそれぞれ二本づつ、合計四本の線路を設置することです。
片方が主に、特急・急行用に使用し、もう一方は主に普通電車が使用する線路です。
通過電車と、普通電車の運行を分離することができるので、普通電車の通過待ちが減りスピードアップが可能になります。
また、ラッシュ時間帯には普通電車用の線路を有効活用し、急行電車の一部を普通電車用の線路に振り分けたりすることによって、特急電車および急行電車の増発を可能にしラッシュ時間帯の混雑の緩和にもつながります。

■複々線化計画のあらまし

久末〜早渕間(1.6km)を皮切りに三軒茶屋〜浜急溝口間(7,7km)の複々線化が完成し、
暫定的にダイヤ改正以後浜急溝口駅以北で急行電車を中心に増発を行いました。
これにより、ラッシュ時間帯における所要時間の短縮および混雑の緩和の効果が出ています。
現在は浜急溝口〜久末間の工事を進めています。
将来的には横浜駅までを段階的に順次複々線化を進め、渋谷方面と新宿方面の電車をどちらも特急または急行を5分間隔で運行する計画です。
なお、あわせて横浜駅から渋谷駅へも所要時間を現行の27分〜30分から最速24分へ短縮する予定です。