一番最初に登場した地下鉄直通対応通勤形車両で、地下線に対応するため、前面に非常脱出のための貫通路が設けられました。現在は連結時の通り抜けにも使用されています。
当社では最も製造両数が多い車両で、マイナーチェンジを重ねながら長きに渡って製造されたため細かい部分での変化が多くバリエーションに富んでいます。当初は優等列車から普通列車までをこなすオールラウンダーとして重宝されました。
大きくわけて初期形と後期形があり、初期形は二段窓で当時一般的なスタイルで登場し、現在は新車に置き換えられ全て廃車されました。
現在も引き続き活躍中の車両はすべて後期形で1枚下降窓となったグループ。一部で運転台もワンハンドルマスコンに改造、制御方式も残存している全車が後継車の性能に合わせるため旧来の抵抗制御方式から回生ブレーキ付きの界磁添加励磁制御方式に改造しました。
廃車が進み現在は後期形のみとなりましたが主力の座を後継車両に譲りながらも第一線でまだまだ活躍中です。普通電車から特急まで全ての列車種別に使用しています。

編成

8両・6両・4両・2両
車体長
18m
車体材質
鋼製
電気方式
直流1500V
軌間
1435mm(標準軌)
制御装置
界磁添加励磁制御方式/界磁チョッパ制御方式
駆動方式
中空軸撓み板式軸形継手または撓み歯車形継手
主電動機出力
100Kw
保安装置
ATS
車両性能
起動加速度:3.5Km/h/s
制動減速度:4.5Km/h/s(非常制動)
設計最高速度:130Km/h