架空鉄道浜急電鉄

車両 N7000形


01年のダイヤ改正で特急の本数が二倍に増えた反面、増発分は地下鉄線直通のため通勤形車両が使われました。
自社線内の特急(3500形、6500形)との車内設備の差が激しく、
地下鉄直通の特急にもクロスシートの要望が数多く寄せられました。
旅客のそんなニーズに応えるべく急遽7000形をマイナーチェンジしたのがN7000形です。

■車体
設計は地下鉄直通車の基本規格そのもので7000形をベースに先頭車前面のみ改良したものです。
7000形よりも丸みを帯びた形状に変更しました。
今回はどちらかといえば特急形車両に当たる訳ですから塗色も新塗装にしました。
特急形だから3500形から窓周りのグレー塗装+前面窓下グラデーション塗装+乗り入れ車だから浜急の車両だと示さなくてはならないのでオレンジの帯を追加。という形でご覧の塗装が生まれたわけです。
また、少しでも見てくれを良くしようと、屋根上には機器カバーを設けました。
側窓もはめ殺しの接着式で構体がシンプルになるためコスト削減になっています。

成田スカイアクセス線との直通運転に向けて頭数をそろえるための増備車はより
丸みを帯びた形状で、貫通路もプラグ式のホロカバーが復活するなど
より気密性を考慮した、高速運転向けの仕様変更が見受けられます。

■足回り
足回りは、6500形・7000形と同様外国産の装置を採用しています。
2009年度の増備車は8000形と同様の理由で国産の装置に戻っています。
他の地下鉄直通車と同じ加速度は3.5Km/sです。
電動機は190kwでMT比は1:1です。
付随車を徹底的に軽量化して極力機器は電動車に搭載するようにしています。


■車内[画像製作中]
車内は特急車らしく転換式シートが並び出入台付近に補助腰掛を設置し、6500形と同様のコンセプトである。
観光輸送や、相互直通運転による広域長距離輸送に配慮している。
大きな差異は出入り口が3カ所のため座席数が異なる位である。

車端部は、地下鉄線等へ乗り入れるため混雑の緩和を図りロングシートとした。
ロングシートは車内のイメージを統一するため転換式シート部と同じ本革のモケットとした。
袖仕切りはガラスと木目調の化粧板を組み合わせたもの。
カーテンについてはロングシート部もロール式ではなくブリーツカーテンに統一を図った。
床も6500形と同じく木材を使用したが、より難燃性を考慮した。