一番最初に登場した普通電車専用車両です。4000形の基本設計を踏襲し、乗降口を1カ所増やした4扉として乗降時間短縮で普通電車の限界ギリギリのスピードアップに貢献しています。
大きくわけて初期形と後期形があり、現在廃車が進んでいる初期形は二段窓で抵抗制御方式MT比1:1で登場した経済設計でしたが、現在は性能重視でオールMの界磁添加励磁制御方式に改造されています。
後期形より1枚下降窓となり、界磁チョッパ制御方式と運転操作が1つのハンドルで行えるワンハンドルマスコンといった外観は大きな変更は無いものの地味に新機軸を満載した車両として登場しました。
なお、後期形の車両に付いてはN4500形で置き換えの予定は無く、延命更新工事が行われています。施行済み車は新たに車椅子スペースと排障器(スカート)が前面に取り付けられたことが特徴となっています。
主に普通電車に使用しています。

編成

6両・4両・2両
車体長
18.5m(先頭車)18m(中間車)
車体材質
鋼製
電気方式
直流1500V
軌間
1435mm(標準軌)
制御装置
界磁添加励磁制御方式/界磁チョッパ制御方式
駆動方式
撓み歯車形継手
主電動機出力
100Kw
保安装置
ATS
車両性能
起動加速度:3.8Km/h/s
制動減速度:4.5Km/h/s(非常制動)
設計最高速度:110Km/h